■かいせつ 1 緑ヶ丘公園のカモたち

 緑ヶ丘公園の十勝池(一番大きな池)で見られるカモたち。池に氷が張っている時期をのぞいて、年中見ることができます。日中、しばしば水辺や水中で餌(えさ)をとっている姿が見られますが、じつは眠っていたりおとなしくしている時間のほうが長いと言われています。日暮れごろ、カモたちは次々に池から飛び立っていき、周辺の森や川辺で小動物(昆虫など)や植物質(木の実や若芽など)を食べはじめます。主な食事時は夜間なのです。

池のほとりで休む(マガモ ♀)。

桟橋で昼寝中。寝言なのか、ときどきくちばしが動いていた。人が近づくとすぐに視線が向かう(カルガモ)。

 

 


■かいせつ 2 昼間のカモたちのヒミツ

 毎日同じカモたちが居るように思えますが、そうとも言い切れません。カモたちは他の河川や池などとしょっちゅう行き来をしていて、中にはロシアや本州へと渡っていくものもいます。また、緑ヶ丘公園といえどキツネや猛禽類(オオタカなど)の捕食者が訪れることもあり、人知れず命を落としているものもいます。