■かいせつ 1 マルハナバチとは

 緑ヶ丘公園のさまざまな花で見られるハチのなかま。おとなしいハチで、強引に捕まえたりしなければ刺されることはありません。全身が毛におおわれていて、花粉がくっつきやすくなっています。脚には、私たち人間が髪を解かすときに使う櫛(くし)のようなギザギザがついていて、これで全身についた花粉を集め、団子にします。後ろ脚には団子がのるお皿のような部分があり、ここに団子をくっつけて巣にもって帰ります。

エゾオオマルハナバチの女王バチ(春)

エゾアカマルハナバチの働きバチ。オレンジ色の花粉団子を脚につけている。

 

 


■かいせつ 2 観察のコツ

 早朝や雨の日など、気温が下がっているときは花の上でじっとしていることがあります。寒い日のガーデンの花壇などで、じっくり観察することができます。

 

 


■かいせつ 3 春先のハチのヒミツ

 4月~5月ごろに飛んでいるのはほぼ全てが女王バチです。女王バチが巣をつくると(多くは地中にあります)、女王バチよりも二回りほどちいさな働きバチが見られるようになります。